どうして家族会は必要なの？

家族は、たくさんの心配事や悩みを抱えています。

　まず第一に発症した当事者の病状や将来のこと。そのうえ、病状が思うように良くならず長引くと、入院費など医療費の心配も出てきます。障害年金は貰えるのか、福祉はどうなっているのだろうと思い悩むことも多くなります。

一人で悩んだり考え込んでしまって何もできないことがあります。

　そのような時に同じ悩みをもつ家族が皆で集まっていろいろなことを話し合い、少しでも問題が解決できるように学びあい、支えあうことで孤立化を防ぐことができます。そして何よりも当事者の自立・社会復帰に繋がるサポートができるようになると思います。

家族会活動について

　ひまわり会は、公益財団法人報恩会　石崎病院に入院または通院されている方の家族で構成されています。石崎病院のご指導とご支援の下に病院家族会としての活動歴は永く半世紀を超えて続いています。これまでに家族会、茨城県精神保健福祉会連合会（県連）及び全国精神保健福祉会連合会（全国連合会）が地道に活動し声を上げ、厚生労働省や地方自治体に訴えて精神障害者支援のための諸施策を改善させる原動力にもなってきました。

　皆様の力を集めた家族会は、とても大切なものです。精神に障害をもった当事者や家族が当たり前に生活できる社会を実現するために、私たち自身が活動する家族会が必要なのです。